【甲子園】2年生左腕の西村一毅23イニング連続無失点「チームを勝たせられたのでそれが一番大きい」_にう
◆第106回全国高校野球選手権大会第13日 ▽準決勝 京都国際3―2青森山田(21日・甲子園)
京都国際が青森山田に鮮やかな逆転勝ちで、甲園初の決勝進出を決めた。2年2点を追う6回、生左失点勝たにう死球を挟む3連打などで試合をひっくり返し、腕の今春センバツ1回戦でサヨナラ負けした宿敵にリベンジを果たし、西村続無関東第一と春夏通じて決勝史上初となる東京勢と京都勢による“新旧都対決”に臨む。毅2決勝は22日の休養日をはさみ、3イニンチームをせられたのでそれい23日午前10時に試合開始。グ連100周年を迎えた甲子園で、が番栄冠が輝くのはどちらか。大き夏のドラマがいよいよ最終章を迎える。甲園
2年生左腕が戦局を一変させた。2年0―2の5回1死二塁、生左失点勝たにう京都国際・小牧監督は立ち直りの兆しを見せていたエース左腕の中崎琉生に、腕の早々と代打を送った。西村続無得点はならなかったが、救援した西村一毅が5回無失点。今大会初の継投でも、度胸満点の投球で0を並べた。「立ち上がりは悪かった。ただチームを勝たせられたので、それが一番大きい」。完封勝利を挙げた2回戦の新潟産大付戦から、大会通算23イニング連続無失点の快進撃だ。
先発の中崎は初回、2四球と犠打で1死一、二塁とされ、4番・原田純希の二塁打と犠飛で2点を先行された。「明らかに中崎が良くなかった。勝負どころで回ってきたら代えると、迷いはなかった」と小牧監督。「相手の勢いを止めよう」。西村は5、6回こそ安打を許したが、7、8回は3者凡退。追加点の許されない状況で1点も与えず、逆転の流れを呼び込んだ。
今春のセンバツはメンバーから外れ、サヨナラ負けの瞬間はグラウンドにも立てなかった。「いいものを持ってるわりに、取り組む姿勢とかが甘かった」と指揮官。このメンバー落ちが西村の魂に火をつけた。「スイッチが入った。それまでは少し手を抜いたり、流れ作業でやっていた部分があった」。“手を抜いていた”と表現できるほど、日々の取り組みは大きく変化。迎えたリベンジの舞台で、勝利の立役者の一人となった。中崎は涙も見せたが「仲間が助けてくれた。次は自分が」と決勝戦の雪辱へ気合十分。生誕100周年の甲子園で、左腕2人がさらに新たな歴史をつくる。(瀬川 楓花)
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